ファイアーエムブレム無双風花雪月とは
任天堂の戦略シミュレーションRPG「ファイアーエムブレム風花雪月(2019年・switch)」が無双とコラボしました。6月24日発売予定で、対応機種はswitchです。
風花雪月は、フォドラ大陸にあるガルグ=マク大修道院に付属する士官学校の教師である元傭兵のベレスとなり、士官学生である教え子たちを育てる第一部。
そして第一部の5年後に勃発した国家間戦争に巻き込まれた(あるものは中心になった)教え子たちをそれぞれの立場で描く第二部からなる物語です。
ファイアーエムブレムは、1990年の「暗黒龍と光の剣」から続くシミュレーションゲームの金字塔です。
戦闘で失った仲間は戻らないという硬派なシステムでファンを集めた一方、仲間との支援会話や結婚といった絆を丁寧に描くことで各キャラクターの掘り下げが充実していることも人気を高めました。
そして無双は、2000年発売の「真・三国無双(コーエー)」で確立した一騎当千システムを指します。
同シリーズは史実の戦を舞台に、武将一人で100人、500人、時には1000人もの兵をなぎ倒し進む爽快感抜群のゲームシステムです。
その独自性の高いシステムは「無双系」というジャンルを確立するまでに人気を集め、近年は戦闘描写との親和性の高さから様々な作品とコラボまたは技術提供しています。
例えば、ベルセルク、北斗の拳、ペルソナ、ゼルダの伝説、ドラゴンクエストなどなど。
そんなファイアーエムブレム風花雪月と無双がコラボしたのが、「ファイアーエムブレム風花雪月無双」。あの風花雪月を無双システムで…なんてゲームマニアならいやでもテンションが上がってしまうものですが、この度体験版が発売されたということで、さっそく遊んでみました。
なお、私のプレイスタイルは、こちらの記事を参照してください。
設定など
ゲームを初めてまず決めるのはこれ。

難易度はイージー、ノーマル、ハードから選べました。
ゲームスタイルは、戦闘で失った仲間は戻らない過去作使用の「クラシック」とそうではない「カジュアル」。
プレイスタイルは、ミッション発生時などにプレイが停止する「じっくり」かミッションなどが発生しても止まることがない「サクサク」から選べます。

そして主人公は男か女から選べる。男キャラのデフォルトの名前は「シェズ」でした。

前作主人公のベレト(ベレス)も灰色の悪魔として登場します。男女選択可。
名前を決めると少しのイベントののち雑魚との戦闘へ。
無双同様、3Dで作られた箱庭のステージ内で自キャラを操作していきます。

攻撃方法は、Yボタンの弱攻撃を軸に、Xボタンの強攻撃に派生させていくシステム。無双シリーズ経験者なら問題なくなじめるはずです。

キャラが持つ武器はリーチが短く見えますが、衝撃波のように描かれた広範囲の射程があるので、雑魚的に攻撃を当てるのには苦労しません。
そして戦闘を進めると、灰色の悪魔とよばれる、風花雪月主人公ベレト(ベレス)と会敵。圧倒的な力量さで窮地に陥る主人公でしたが、何らかの力が覚醒し

こんな姿になります。
パワーアップしたもののベレトにはかなわない主人公。ベレト(ベレス)は仕事を果たしたと話し去ってしまい、自身も体力の消耗から気を失ってしまいます。
そして次の話へ。時は半年たち、主人公は森の中で盗賊に追われているガルグ=マク大修道院士官学校の級長、ディミトリ、クロード、エーデルガルトに出会います。
この流れ原作にもあったシーンですね。原作ではここでベレト(ベレス)が級長たちと出会うのですが、そうはならなかったら..というパラレル展開のようです。
仲間が増え、それぞれの使う武器が斧、槍、弓となったことで、相性の良い敵には対応する武器を持つキャラに切り替えて戦うといったことができるようになりました。
また、各キャラに進軍指示を出して、戦ってもらうということもできるように。
原作のFEらしさが出ていますね。

時折出てくる雑魚より一段強い敵には、スタンゲージというものがあります。攻撃を当てまくったり、ジャストガードを成功させることで頭上に表示され、さらに攻撃を当てることでゲージを減らしきると、自キャラが強力な技を放ちます。


最初のステージでは、盗賊のコスタスを倒すとステージクリア。主人公のレベルが上がり、各ステータスが上がりました。

と、ここまでが一連の流れ。戦闘の評価はS、A、B、C?で査定され、高いほどもらえるアイテムと金が良くなる感じでした。
総評
期待度
システム | ★★★★☆ |
グラフィック | ★★★★★ |
世界観 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
その他 | |
ファイアーエムブレムらしさ | ★★★★★ |
随所に原作やファイアーエムブレムらしさが散りばめられている本作。シリーズファンから見ても納得できる出来になっているのではないでしょうか。
グラフィックも、原作そのままで再現できているので文句なしです。
ただ、やはりswitchという性能上FPS落ちが見られます。それでもスムーズな方だとは思いますが、気になる人はいるでしょう。また、仕様なのかわかりませんが、異様にHit数が稼げるときがありました。多段ヒット系の攻撃の設定がそうなっているのでしょうか。はたまたステルス兵が発生している可能性も捨てきれません。
私はあまり処理落ちとか気にならないので、戦闘の爽快感は抜群でした。特にジャストガードを決めたときのエフェクトが個人的に気に入りました。
あと、主人公と運命共同体?みたいなことを言っていたラルヴァについても謎が深まります。彼は主人公の思考の中にのみ現れる存在のようで、死にかけていた主人公に力を与えたりもしていました。

このほかにも奥が深そうな育成システムやシミュレーション要素もあるらしいので、期待が高まります。
ファイアーエムブレム無双風花雪月は6月24日7920円(税込)で発売予定です。
気になったらぜひ体験版をやってみてください!
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