
この記事では、PSplusのゲームカタログラインナップのうち、私がプレイしたおすすめのタイトルを紹介したいと思います!今後もラインナップが増えていくことが期待されるので、今から名作をしっかり押さえておきたいですね。(過去の記事はこちら)
今回は、ModusGames開発の「CRIS TALES」を取り上げたいと思います!システムはターン制バトルのファンタジーRPG。時を操る少女クリスベルが主人公です。
プレイするまで前情報がなく、絵が好みだなという理由だけで手に取ってみたのですが、JRPGへのリスペクトもりもり、システムの独自性ビンビンの良ゲーだったのでその魅力をご紹介します!
なお、本記事は序盤までのプレイ感想を中心に書いていますので、ご了承ください。
オープニング
プレイの初めに流れるのは、40秒あたりのタイトルまでの部分です。
少年ジャンプ漫画のアニメOPかってくらい王道の、盛り上がる構成ですね。
あれ、意外と熱血系なのかしら…?と私は一気に心惹かれました。
物語
まずお伝えしたいのは、なんといってもかわいらしいグラフィックでしょう!
「サムライジャック」や「パワーパフガールズ」のようなカートゥン調で色鮮やかなアートワークが印象的です。

上の画像にいる少女が主人公のクリスベル。
孤児院でマザー・スペリオールという女性に育てられているようです。

主人公は、人が少なく穏やかな空気が流れるナリムで過ごしています。
建物やオブジェクトが紙細工で作られたような見た目で、飛び出す絵本を思わせますね。
ゲームでは、「ペーパーマリオ」シリーズの街並みのようでしょうか。
はじまり
物語は、クリスベルがマザーに頼まれていたバラの剪定をしているところに、シルクハットをかぶったカエル、マティアスが現れるところから始まります。
マティアスがバラを大事な持ち去ったことから、クリスベルは取り返そうと追いかけているうちに街の大聖堂に足を踏み入れることに。

すると奥の祭壇には盗まれたバラが。取り戻そうと手を触れたその時、クリスベルに時を操る力が覚醒します。

はい。しゃべりました。しかも唐突にクリスタルを開いたなどどいわれても状況が理解できないクリスベル。プレイヤーも一緒です。
なんと、この力に目覚めたとき、街の見え方も変わります。

なんと画面上にパーティションが。密対策でしょうか。違います。
これは、3つに区切られた部分のうち真ん中が「現在」、右が「未来」、左が「過去」を映しています。
ここでは真ん中に老婆と少年がいますが、左にずれると…

少年が「現在」の視野から外れ、未来の青年が映し出されるようになりました。
逆に右にずれると、

青年は現在の視野に戻り少年に、老婆は過去の視野に入ったことで妙齢のマダムに変わりました。
主人公はこの力に戸惑いつつもマティアスに言われるがまま知人だというウィルヘルムの元を訪ねることに。

街の隣にある湖近くの小屋を訪ねると、時の賢人ウィルヘルムが現れます。

クリスベルの力はウィルヘルム自身でも体得できなかった稀有なものと判明したほか、未来の可能性を見るものだと教えてくれました。
力を駆使して
街では、困っている人を助けるイベントが始まりました。

過去や未来にあるキーアイテムを、マティアスを使って集めます。
マティアスは時を移動できるんですね。


しかし、それ相応に年齢は変わる様子で、過去に行けばオタマジャクシになってしまいます。
陸上で活動できるのん…?
さらに未来に行けばなんとも豊満な姿に。人生の絶頂みたいな顔していますね。
そんなこんなでストーリーが進むと、街がゴブリンに襲われます。
クリスベルはウィルヘルムが所有していた剣を譲り受け、いよいよバトルに臨みます。
バトル
戦闘はPSまでのファイナルファンタジーのような横視点です。一方、行動システムはファイナルファンタジー10や軌跡シリーズのような、あらかじめ行動順が決まっている方式です。
戦闘中は、画面右側の敵は未来に、左側の敵は過去にそれぞれ時を移動させることができます。


上の画像の場合、最初右にいたゴブリン兵を未来に送ることで、老ゴブリン兵にすることができました。
具体的な数値はわからないですが、老化、若返りによってHPや攻撃力が変わるのがわかります。
なお、通常攻撃がヒットしたときに追加で「×」を入力すれば追撃を放ちます。
被弾する際も、「×」でガードを固めることが可能です。

ゴブリンを倒すと、盾使いのクリストファーが仲間に。攻撃の他、水の魔法を使えます。
え、最初に加入する少年キャラが水?なんかイメージ違うわー炎だろ普通
などと思いましたが、彼の真価はこれから現れます。

さらにゴブリンを倒していくとボス、ガレーとボルケーノが立ちはだかります。
きわどい衣装の刺激もさることながら、それぞれが手にする盾を使った防御は鉄壁で、こちらの攻撃がまるで歯が立ちません。

するとここでクリストファーが盾に向かって水魔法を放ちます。
さらに、クリスベルで時間を進めると…

なんと盾が錆びました。鉄製だったのかな?
これで攻撃が通るように。辛くも勝利をおさめます。このように、属性効果と時間経過を組み合わせた戦い方が戦闘を面白くしています。
このほか、「毒を受けている敵の時を進めるとスリップダメージを一気に喰らい即死」といった戦い方も出てきます。
仲間のできることが増えるほど、クリスベルの時間操作との融合で戦闘の幅が広がりますね!
戦闘の奥が深そうです!
まとめ
今回から点数を導入してみます。
システム | ★★★★☆ |
グラフィック(キャラデザ込み) | ★★★★☆ |
世界観 | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
海外デベロッパーの開発ながら、戦闘システムやクリスタルというキーワードなど、日本のゲームに大きな影響を受けていることを感じさせます。JRPGに慣れ親しんでいる方ならとっつきやすいでしょう。
グラフィックやアートワークは文句なしです。
ファンタジックな世界観を構成するのに大きな貢献をしているといえるでしょう。
さらに、このかわいらしい見た目と戦闘の戦略性の高さの、いい意味でのギャップはプレイヤーにいつも新鮮な驚きを提供してくれそうです。
ストーリーも王道で良いのですが、翻訳のためなのか少し意味が分かりづらい部分があり、その分で星3にしています。
ただ、システム重視の私としては戦闘だけで翻訳のわかりづらさを補っておつりがくるほどで、毎回戦闘が楽しいです。
今回紹介した「CRIS TALES」はPSplusのエクストラ以上でプレイ可能ですので、気になった方はぜひ手に取ってみてください!
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